理屈って言うのはどんどん世界を単純化してわかりやすくする作業で芸術は世界をどんどん複雑化する作業なんじゃないかなとふと思った。
例えば、お店とかでもショッピングモールとかチェーン店は理屈でできていて、できるだけ便利で簡単なものにしている。どこに行っても同じ店で同じものが売っていて買い物もしやすい。一方、個人で経営している居酒屋とかパン屋は経営者のいろいろなやり方があってルールもさまざま。そういうのは芸術的なものなんじゃないかな。

理屈を追求していけば、どんどん物事は便利になるけどつまらなくなる。
芸術を追求していけば、どんどん物事が不便になるけどおもしろくなる。
パソコンて面白くて、本来パソコンは理屈でできているので面白くもなんとも無いんだけど、人がネットにつないで使うことによってどんどん複雑にして面白くしている気がする。理屈からはじまって人の手が複雑にして面白さがでてくる。
僕は生物学を学んでいるんだけれども、生物を研究していくということは、生物を理屈で理解できるように単純化しようとする作業であるんだけど、生物というのはそれ自体が芸術のような複雑さを持っているからおもしろいのかな。
人が美しさや面白さを追求していけば物事はどんどん複雑になっていくから、ややこしくて不便になるんだけど、人は生き物だからそうしたくなる。それが芸術かもしれないな。
美しいとか、魅力的だとか、かわいいとかそういう気持ちというのは複雑でややこしければややこしいほどうまれてくるものなのかもしれない。
