引き続き、「国家の品格」の話。
この本、正直言って言っている事はハチャメチャだ。
納得できない論理の展開もかなりある。
しかし、そういうところは省いて読んだとしても、「はっ!」と思わせる部分がある。
だからベストセラーになっているんだろうと思う。
今回読んでいるところに出てきた命題は
「民主主義は本当に正しいのか」
ということ。
いつの間にか、僕達は民主主義が正しいと信じ込んで生きている。
しかし、この本の筆者に言わせれば民主主義は間違っているそうだ。
この発想なかったなあ。
例えば、政府の支持率が低下したり、上がったり簡単にする。
こんないい加減な考えしかできない民衆の判断で政治が行われたら、とんでもない事になるぞという内容だ。
過激だが、確かに一理ある。
この本の中では、戦争をしていた時は独裁政治だったように書かれているが、実はヒットラーなどは国民から90%以上支持されていたそうだ。
歴史って言うのは、今の世の中が正しいと思い込ませるために使われているんじゃないかと思えてくる。
本筋をしっかり見ないと歴史なんて勉強してもアホになるばかりのような気がする。
そして今、最も影響力があるのはマスコミ。
マスコミが民衆をどういう方向で導くかによって政局が変わってくる。
小泉さんがマスコミを利用するのがうまかったように、民主主義で何かを決めるときには、マスコミを利用する技術が優れていれば大抵のことはかなってしまう。
民衆に媚を売って、民衆ウケのいいことばかりしていれば(もちろん巧妙にしなければ逆にたたかれてしまう。)、国の行く末をあまり考えていなくても立派な政治家になってしまう。
その辺りは、政策よりもマスコミを使うという技術的な事が一番大事になってしまっている事を意味する。
多数決で決めるのが正しいのか、正しくないのか。
あなたはどう思いますか?
多数決では何時間も考えて投票された一票も、人に薦められるがままに入れた一票も同じ価値なんです。
そういった矛盾が放置されていてはいけないような気がしてきた。
多数決が必ずしも良い道を選択するわけではない事に気づけた事が、この本を読んで一つ勉強になった。