僕が子供の頃にコンバトラーVと言うアニメがはやっていた。
5つの車や飛行機などが合体してロボットになるというヒーローものだ。
コンバトラーVの超合金なるものが販売されていた。
超合金などという子供心をくすぐるネーミングで、しかもアニメのように5体のばらばらのパーツが合体すると巨大なロボットになると言う仕組みだ。
当然、子供の夢は5つの超合金をすべて集めてコンバトラーVを完成させることになる。
うまい商売を考えたものだ。
僕も当然コンバトラーVが欲しくて親に買ってもらった。
しかし、僕は5体のうち、靴の部分に当たる超合金一体しか手に入れることができなかった。
友達が5体すべて手に入れて、巨大ロボットを作って自慢しているのを横目に、僕は靴の部分の車しかもっていなかったのだ。
5体も欲しいなんていえる状況ではないことは子供ながらに感じていたので、我慢した。
ある日、友達の四体を借りてコンバトラーVを完成させてもらった。
しかしそれはするべきではなかった。
その屈辱感というかなんというか。
嫁を寝取られたような気持ち悪さだった。
それからの僕はコンバトラーVで遊ぶことはなかった。