飯島愛のプラトニック・セックスを読んだ。
妻に言わせると、以前古本屋で買って読んでいたらしいが、まったく覚えていない。
それほど印象に残っていなかったのか、つまらないと思って読まなかったのか。
飯島愛が亡くなってしまった今、古本屋で見かけて彼女の人生に興味がわいたので買ってきて読んでみた。
飯島愛といえば、AV界からタレントになった有名人。
Tバックが話題になった。
本の中身はいかにもゴーストライターが書いたと思われる洗練された文章。
過激で派手な生活。
彼女は理不尽な厳しい親から逃げるように非行に走り、生きていくために金とセックスに束縛された。
金は生きていくために必要だったのだが、いつのまにか欲しいものを手に入れるための手段になる。
本当に欲しいものが何だったのかきっと忘れてしまっていたはずだ。
愛を求めていたセックスは、いつしか金儲けの手段となる。
そんなところには興味はない。
つまらない前半の部分がおわり、なぜかニューヨークで一週間過ごすあたりから面白くなった。
レズビアンの麻理子との出会い、ニューヨークでの生活を夢見るようになる。
そこから、まとまったお金が欲しいためにAV界、そしてタレントの世界へ足を突っ込む。
同じ目標をもった彼氏との出会い。
欲しいものを手にするためにギリギリのところであえぐ。
僕は不覚にも最後のあたりで泣いてしまった。
この本、文章が下手でもいいから彼女自身の文章で書かれていたほうが気持ちが伝わって良かったと思う。(ゴーストライターが書いたと決め付けてしまっているが。。)
きっと、そんなことなんてしないのも飯島愛というキャラクターなのだろう。
ちなみに、僕はこの本は以前全部読んでいたと思う。最後の辺りは読んだ記憶がある。
しかし、あまりにもまとまった文章と自分とあまりにもかけ離れた世界のためにリアリティーを感じることもなくその頃の自分にはまったくもって伝わっていなかった。
彼女は誰かからほんとうに愛される事を望んで終始動き回っていたのだと思う。そして、彼女自身は気付いていなかったのかもしれませんが、テレビを通じて多くの人に愛されていた。
最後に、プラトニック・セックスというタイトルはうまいなとおもいました。
